第20回 【問題解決の戦略】ネット心理教育 双極症(ツイキャス編)

最終更新: 1月22日


こんばんは。ネット心理教育の布団ちゃんです。

今回は問題解決の戦略ということで、何か決断するときにどんな風に考えたらいいのかについて話しました。




日常には、非常にたくさんの問題が存在し、人はそれを常に解決(意思決定)しながら生きています。

問題自体がストレスであり、解決(意思決定)することも、あるいは決定しないこと、決定できないこともストレスです。

今回は、このストレスを少しでも軽減する方法として、問題で頭の中がグルグル、もやもやした状態を整理し、機械的な手順で納得のいく答えを導き出す方法の一つを紹介しました。

この方法は、企業組織などでも広く使われています。





ステップ1は、問題の性質をしっかりつかむことを目的としています。該当しない項目、思いつかない項目があっても構いません。

問題に関連する客観的な情報を集める

客観的なというのが重要です。

問題に関する葛藤を理解する

 問題において一番迷うところや、何に困っているのかを書いていきます。

現実的で確実な目標を立てる

 判断することによってなにを目標とするのかを明確にします。

利益と負担(内容によっては短期間、長期間での差を考える)

 どんないいことがあるのか、どんな重荷があるのかを考えていきます。

 スマホをローンで買うか否かなどは、短期間、長期間での差も天秤にかけて考えたほうがよいでしょう。





ステップ2ではブレインストーミングをします。

付箋に書いてペタペタと貼っていき、内容によって移動させる方法もあります。




・数の原則:質より量で、アイディアをとにかく出す

・無批判の原則:どんなアイディアでもいいので、どんなアイディアに対しても批判しない

・多様性の原則:同じようなアイディアを出すのではなく、全然違ったアイディアを出すほど良い





窓師の例では‥

「(スキンヘッドに)剃る」「少しだけ自分で切ってみて切った後どうするか考える」「涼しい場所に居る」「もう切らない」などは個人的にじわじわくる面白い内容だったのですが、「無批判の原則」に従い、どんなアイディアも批判しません。

むしろ、ありきたりのアイディアではない、見方の違ったアイディアを出すことはいいことです。それを採用するかどうかは後で考えますので、この段階では色々なアイディアを、たくさん出すことが重要です。




ステップ3 アイディアの選択




アイディアごとに、点数を付けていきます。

下記の項目を各5点とし、良いほど点数が高くなります。


・問題解決の可能性:実現可能性の高さを評価します。

・感情的な反応:感情的に楽なものを評価します。

・時間と労力:少ないほど良い点数を付けます。

・長期的な影響:決めたことが長く、いい影響を与えるほどいい点数です。





窓師の例では、「解除まで待つ」が最も高得点でした。

ここで一番点数が高かったものを「必ず実行しなくてはならない」ということではありません。

ブレインストーミングを通じ、自分は何をしたいのかを自然に考える癖を身につけることが目的です。





最後に具体例として、海外旅行に行くときにどんなことを気を付けたらいいのかを話しました。


海外旅行を始めとして、旅行に出るのは気分が安定しているときにしましょう。

うつのときに「消えたい、遠くに行きたい」という旅行に出るのではなく、躁のテンションの高さで「世界中を自分の足で歩きたい」といった旅でもなく、落ち着いたときに考えるの

がいいでしょう。


・生活リズムや体調

双極症では生活リズムを整えていくのが重要です。

海外旅行では生活リズムの問題に加えて、時差の問題も生じます。いまの時期に旅行に出ていいのか、今一度考えましょう。

体調やお金の面から、今旅行が相応しいか見直しましょう。


・薬は必要な量の3倍量用意する

これはなぜかというと、薬を無くしてしまう可能性があるからです。トランクを盗まれたりしてしまったとき、自分の家に居るわけではないので、不足分の薬を足すことが出来ません。

バックパック、トランク、肩掛けバッグなどの3箇所に分けて持つのがいいでしょう。


・病名と薬品名を英語で書いたメモ

薬については、商品名ではなく一般名を英語で書きましょう。

製薬会社が決めたのが「商品名」で、成分の名前が「一般名」です。

調剤薬局に言うとリストを作ってくれます。


・スケジュールを見直す

旅先では色々なことをしたい気持ちがあると思いますが、過密スケジュールにせず、休息優先でいきましょう。


・その他一般的な内容

大使館の連絡先、時差ボケ対策、スマホを現地で使えるか


では、どうしたら薬を3倍量で処方してもらえるのでしょうか?

まずは医師にそのまま相談することが重要です。

海外旅行に行くので、3セット分の薬を用意したいと伝えましょう。


薬によっては、ある国には持ち込みが出来ない薬もありますが、そういった問題は専門家が知っていればOKです。医師に相談しましょう。


ということで今回は、問題解決の手順は色々なところで使えるという話をしました。


今後について

次回でこのネット心理教育も最終回を迎えますが、6月からのネット心理教育はYou Tube LIVEで行います。ゼミも引き続きzoomで開きます。

日程などはTwitterでお知らせします。


最後に

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。 今回のネット心理教育ツイキャスはいかがでしたでしょうか?

・今回の内容の動画は(工事中)。

・クイズ&アンケートはこちらから(締め切り後)。

・次回配信は、今日、2020年5月31日の21時から「終結」です。



【ご案内】2021年1月22日更新

  1. 2021年現在、毎週のライブ配信は終了しましたが、2週間に1回程度の動画更新をしています。引き続き、チャンネル登録お願いします。

  2. すごくたま~に特別編として日曜日21時からのライブ配信もするので、最新情報はTwitterでご確認ください。

  3. 2021年現在、グループワークである「ゼミ」は、第1~3週の木曜日14時からに変更になりました。最新情報はTwitterでご確認ください。


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