第15-17回【再発の早期発見】ネット心理教育 双極症(@Zoom編)

最終更新: 1月22日


こんにちは。ネット心理教育の布団ちゃんです。

躁やうつの兆候(症状よりも前の段階)に気付くには、質の変化と量の変化に着目します。

・量の変化:普段から見られる行動が増える・減る。 量の変化では、話す量が増える、考える量が増える、活動量が増えるなどが見られ、反対に減る例では、睡眠の減少などが見られます。 ・質の変化:普段は見られない、新たな行動や考えが出現する。 質の変化では例えば、普段穏やかなひとが過敏になりひとと言い争う、突然新しい関心をもつ、これまで摂っていなかった精神活性物質を摂取するなどがあります。




次に「症状の山」を見ました。

「症状の山」とは兆候の具体例と対処法を山に例えたものです。

山の頂上で「あ、躁状態だ」と気づいても、手遅れになってしまい、対処法としては入院になってしまいます。ですので、山の麓/斜面の始まりの段階で気づくことが大事です。

右側に山の絵が書かれています。

斜面の始まりで気づいたら、睡眠時間の調整で済むのが、山の上で気づいた場合には入院が必要になってしまうということです。

当事者や身近なひとが行動上の小さな変化を認識できるように、自分オリジナルの症状のリストを作ります。


このスライドでは、躁/軽躁状態で起こる内容がまとめてあります。

このような変化、自分の場合はどうかと考えてみて下さい。

自分自身のオリジナルの早期症状リストを作ると、自分をよく知ることができ、どのような兆候が軽躁や躁の再発の指標になるかがわかります。

ライフチャートを使うと、再発のきっかけや兆候がわかることもあります。




次に躁/軽躁・混合への対応をご紹介しました。 対応方法の例としてはこんなものがありますというもので、あくまでも例なので、人によって違います。対応もこの5つだけではないです。 参考までに聞いて、自分の場合はどうか? 自分の場合はこんな方法もあるかななどと考えてみてください。





次に、うつの兆候の例を挙げていきました。

これらの兆候がご自身の場合どんな風に現れるのか、考えてみて下さい。




例えば適度な運動はうつに効果がありますが、重いうつになってからではなかなか身体を動かすなんて大変です。症状がごく軽いうちに少しでも運動し、その軽いうつを脱却するという考え方です。




「消火器カード」とは、これまでリストアップした症状の兆候に対して、具体的にどうするかという対策をセットで書いたカードのことです。

なにかあったときに、その都度対処を考えるのではなく、予め冷静なときに考えておいたことを当事者と家族の間で確認しておきます。

医師には「自分の対処法としてこういうのを考えてみたのですが‥」と伝えてみてください。

消火器カード作成のポイントです。

・具体的に書いておく ・感情を挟まずに出来るように、やることを書いておく

例えば躁のときに口論にばかりになっている躁のときに、「いま躁じゃない?」と言われるとムッと来ませんか? なかなか自分の躁やうつって、自覚できないものですよね。

そんなときには「躁じゃない」と言っていても、書かれた対処法を実施するようにしてください。

ご家族にも、そう対応してくれるようにと事前に情報共有しておくことが必要です。

内容に関して迷うことがあったら、主治医と相談しておくとよいでしょう。

例えば上のスライドの例からは、

「全く眠れない」という兆候があらわれたとき、

消火器カードでは、「睡眠時間が4時間以下の状態が3日以上続く場合、主治医に連絡してください」という自分への伝達事項を書いておくイメージです。

他にも

・テンションの上がり始めのときは「運動を控えてください」

・家族に暴力を振るうときは「保健センター、#7119、夜間救急窓口(など)に連絡する」

死にたいという強い気持ちがあるときは、「臨時通院、いのちの電話、保健センター、訪問看護師に相談」

これはあくまでも例ですので、ご自身の状態に合わせて考えてみて下さい。

考えるヒントとして、

訪問看護師、かかりつけ薬剤師、心理師、保健センターなどの保健師やソーシャルワーカー、デイケアなどの担当の支援員

などの支援者を頭に入れておくと、いざというときに頼れる先が見つかるかもしれません。





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ネット心理教育では、You Tube LIVEでのライブ配信でも、双極性障害についてのレクチャーを行っています。チャンネル登録をお願いします。

▶次回は2020年9月13日(日)21時~です。

You Tube LIVEに合わせて、グループワークである「ゼミ」も行っています。

▶次回ゼミは、9月14日(月)21時からです。

詳細については、ゼミについてのページをご確認ください。


ライブ配信もゼミも、出欠などを取らないオープンな場なので、是非見てみてください。

【最後に】

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のネット心理教育@Zoomはいかがでしたでしょうか?

・今回の内容の動画はグループページから。

・宿題はこちらから。

・次回のZoomは、2020年9月12日(土)の14時から「ストレスと睡眠」です。



【ご案内】2021年1月22日更新

  1. 2021年現在、毎週のライブ配信は終了しましたが、2週間に1回程度の動画更新をしています。引き続き、チャンネル登録お願いします。

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